幼児組★誕生会ー誕生会の見方ー
本日は誕生会があり1月生まれのお友だちが皆からお祝いしてもらいました。
色々な質問に答えたり、歌を歌ってもらったり、プレゼントをもらったり、皆の前に出るのは緊張しながらも、喜びを充分に感じている様子が見られました。
誕生会というのは、皆に祝われる喜びを知る、お友だちが誕生日の時はお祝いすることの楽しさ喜びを知る。これが1つの目的です。
しかし、もう少し踏み込んだ視点で見ると誕生会の見方がもっと面白くなります。それは誕生会というのは祝う側も祝われる側も体験型の大きな学びの場であるということ、そして自己表現の場であることです。
誕生会ではまず始めに自己紹介をします。名前、何歳になったかを言います。そして誕生者に皆から質問が来ます。
「好きなお花はなんですか?」「好きなプリンセスは誰ですか?」今日もこういった質問が投げかけられました。
誕生者は瞬時に質問の内容を理解し、自分の言葉にして発言するのです。3,4,5歳の子が20数名の前に立ってこれを行うのです。凄いことですよね。
更に誕生会の流れ的にそれぞれの視点を具体的に挙げてみます。
誕生者側の子どもは1.人前に出る 2.突発的な質問に答える 3.プレゼントをもらう人を自己決定する
お祝い側の子どもも1.人前で質問を投げかける(発言する)2.どんなことを聞こうか考える 3.発言しなくても発言している人の姿を見る
ということが挙げられます。人前に立つとドキドキする、質問する時にドキドキする、でも嬉しいな、僕私も質問してみようかな…でもドキドキするからやめた、全部良い体験ですね。
誕生会の写真を見た時に「お祝いされて良かったね」に加えて「皆の前でお話しできて凄いね」「ドキドキした?」などその子の心情や態度に寄り添った言葉がけがあると、子どもの自己肯定感(自信)にも繋がるかもしれません。写真を見る際も、誕生者がどんな表情をしているのか、質問をする子の表情、手を挙げていない子はどこに注目して刺激を受けているのか、そんな視点で見てみると面白いかもしれませんね。
2022年1月20日更新